歯医者は「痛い」「怖い」のイメージが先立ちます。
これらのイメージを払しょくするため、当院では様々な改善努力を行なっております。
当院では「治療中の痛みを軽減する」「削る量を最小限に抑える」「神経を守る」「抜歯を回避する」の４つを基本柱とし、患者さんにとっての負担を軽減するよう工夫しております。
以下、具体的に説明いたします。
治療中の「痛み」が歯科治療を遠ざける大きな要因の１つです。
患者さんに安心して治療を受けていただけるよう、当院では可能な限り痛みを抑えた治療を心がけています。
あらかじめ歯茎に麻酔液を染みこませ、麻酔を注射するときの痛みを軽減します。
針が細ければ細いほど注射は痛みが少なくなります。
当院では、医療用の注射針の中でも最も細い針を使用しています。
常温で置く麻酔液と体温では温度差があります。
その温度差が刺激となって痛みを誘発します。
あらかじめ麻酔液を人肌である37度付近まで温めることで痛みを和らげます。
麻酔を注入するスピードが速いと痛みを感じやすくなります。
電動麻酔器を使うことで麻酔液をゆっくりと一定の速さで注入できるようになります。
従来の５倍の速さで回転する「5倍速コントラ」。
高速回転することによりドリルの振動を抑えることができます。
振動が少ない分、痛みや不快感が軽減されます。
歯は一度削ると元に戻ることはありません。
削る量が多くなるほど歯へのダメージも大きくなるので、削る量は最小限に抑える必要があります。
ここでは当院の取り組みをご紹介します。
口の中はとても敏感なので、ミクロン（1000分の1mm)単位の精度が求められます。
とても肉眼で確認できる大きさでないので、「高倍率拡大鏡」や「マイクロスコープ」で視野を拡大する必要があります。
これらは、肉眼では確認しづらい治療部位を顕微鏡のように拡大する医療機器です。
より精密で正確な治療が可能になります。
う蝕検知液は虫歯だけを赤く染める薬剤です。
初期の虫歯は見た目での判断が難しく、健康な歯を間違って削る恐れがあります。
「虫歯になった歯質」と「健全な歯質」を見える化することで削る量を最小限に抑えた治療が可能です。
どんなに高価な人工歯も、生まれ持ってきた「天然歯」にはかないません。
そのため、可能な限り歯を守る治療を行っています。
抜歯や神経を抜く治療は最後の手段です。
当院では大切な歯を１本でも多く残すために、次のような取り組みを行っています。
虫歯が神経に達している場合、通常なら神経を抜く必要があります。
ですが「MTAセメント」という殺菌作用のある素材を使用すれば神経を残せる可能性が高まります。
神経の上からMTAセメントで密閉すると、殺菌成分が浸透して虫歯菌を除去できるからです。
全ての症例に使用できるわけではありませんので、興味のある方はお問い合わせください。
「虫歯は繰り返す」と思い込んでいる方も少なくありません。
しかし適切なケアを行なえば、虫歯の再発を防ぐことができます。
虫歯を再発させないためには日頃の「セルフケア」が重要です。
当院ではさらに以下の方法を用いながら再発予防に取り組んでおります。
虫歯は細菌による感染症です。
再発を防ぐには原因である「細菌」を排除する必要があるのですが、自宅での歯磨きではそこまではできません。
「3DS」（dental drug delivery system）なら、薬剤の力で細菌を除去し、再発しにくい口腔内環境を作ることができます。
下の画像は3DSを行う前と後の細菌数の変化です。
細菌が激減していることが一目で判断できます。
奥歯の詰め物にはよく「銀歯」が利用されます。
しかし銀歯は見た目が悪いうえ、しっかりと付着する厚みを確保するために、多めに歯を削る必要が出てきます。
白い歯の素材としては「セラミック」が有名ですが保険適用外のため高額になりやすいというデメリットがあります。
それに代わる方法として「ダイレクトボンディング」という治療法があります。
プラスチックとセラミックを混合した柔らかく白い素材を歯に詰める方法です。
セラミックよりも費用が安く、型取りを必要としません。
そのため「短期間」「低価格」での治療が可能になります。
しかも、歯を大きく削る必要はありません。
虫歯の治療のほかにも、歯の形の改善やすきっ歯の改善にも活用されています。
万が一欠けてしまったときも、補修で済むことが殆どなので、削り直しなく修理できます。
※ダイレクトボンディング法での治療。
時間の経過とともに変色するリスクがあります。
虫歯は削るしか治療法はありません。
治療後にぽっかり穴が空いてしまうのですが。
それを補う詰め物や被せ物には、様々な材料があります。
大きく分けて保険適用の場合と自費診療の場合に分かれます。
保険治療は多くは金属が使用され、一般的に「銀歯」と呼ばれる詰め物・被せ物を入れていきます。
銀歯は比較的安い費用で治療ができ、全国どこでも治療が受けられるといった一方で、見た目や耐久性に劣るほか、金属アレルギーの方には使用することができません。
保険適用外（自費治療）の場合は、審美性や耐久性などを含め、患者さんご自身で材質を選択していただくことができます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
